オプション修飾子の種類と指定方法

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個々のオプション修飾子を確認する前に、オプション修飾子の指定方法と種類について確認しておきます。

オプション修飾子を指定する場合は次の書式となります。

m/パターン/修飾子

パターンマッチ演算子(m//)の2番目の「/」の次に修飾子を指定します。例えば「/i」修飾子を指定する場合は次のようになります。

m/パターン/i

またオプション修飾子は複数指定することが可能です。複数指定する場合は続けて記述して下さい。例えば「/i」修飾子と「/x」修飾子を同時に指定する場合は次のようになります。

m/パターン/ix

複数の修飾子が記述された時、修飾子が記述された順番は関係ありません。どのような順番で記述しても同じ結果となります。

なおオプション修飾子は「m//」演算子の他に、「s///」演算子や「qr//」演算子でも使用されます。

オプション修飾子の種類

オプション修飾子として用意されているものは次の通りです。

オプション修飾子意味
/i大文字と小文字を区別せずにマッチを行う
/xパターンの中の空白やコメントを無視する
/sメタ文字(.)が改行にマッチ
/m対象の文字列を複数行として扱う
/o正規表現のコンパイルを1回だけ行う
/g繰り返しマッチを行う
/e置換を行った結果を式として処理する

この中で「/g」演算子と「/e」演算子は正規表現による置換を行う際に使用されますので、置換の解説の箇所で詳しく確認します。

( Written by Tatsuo Ikura )