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文法の確認
Perlはインタプリタな言語です。C言語などのように事前にコンパイルという作業を行い実行ファイルを作成するのではなく、ソースコードに記述された内容を実行時に順次処理していきます。(厳密にはPerlはインタプリタとコンパイラの両方の機能を持っているようです)。
Perlで記述されたプログラムはコンパイルが必要無いためソースコードを作成した時点ですぐに実行を行うことができますが、その代わりプログラムに誤りがあったとしても実際に実行してみるまで分かりません。そこで実行はせずに文法のチェックだけを行うことが出来るオプションが用意されています。
perl -cw プログラムファイル
オプションの「-c」を付けて実行すると、プログラムを実行せずに文法のチェックだけを行ってくれます。またオプションの「-w」を付けて実行するとプログラム中の識別子の利用方法についてチェックを行ってくれます。そこで2つのオプションを合わせて「-cw」を付けて事前にチェックだけを行います。
では実際に試してみます。まずコマンドプロンプトを起動して下さい。[スタート] >> [すべてのプログラム] >> [アクセサリ] >> [コマンドプロンプト]です。
Perlで記述したプログラムが記述されたソースファイルが置いてあるディレクトリに移動します。
それではコマンドプロンプト上で次のように入力します。
perl -cw test1-1.pl
上記のように「test1-1.pl syntax OK」と表示されれば文法的なチェックは完了です。
( Written by Tatsuo Ikura )